DAIWA FISHING TACKLE 2021
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防水・耐久テクノロジーマグシールドボディとローターの隙間に磁性を持つオイルの壁を作ることで海水や埃などの侵入をシャットアウトする防水構造。ボディとローターが無接点だから軽く滑らかな回転はそのままに、初期の回転性能を長期間維持する。回転異音の原因の多くが、塩ガミ・異物の侵入。もちろんその中には過って水に落としてしまうなどで発生するケースもあるが、そのような場合を除き、マグシールド化されたリールの回転異音発生率は大幅に低下している。しかもこの比率は、マグシールド登場後、時間が経てば経つほど、大きな差としてデータに現れつつある。これは長く使用すればするほどその効果がより発揮されるということ。つまりマグシールドの防塵・防水能力が非常に高いレベルにあることを証明しているのだ。MAGSEALED BALL BEARINGボディ部、ラインローラーと続いた防水・耐久テクノロジーの革命は、リールの回転に大きな影響を与える小さな部品、ボールベアリングへ。DAIWAは独自の技術で、世界で初めてボールベアリングそのものをマグシールド化することに成功。磁性を持つ液体の壁によって、ボールベアリング内部への水、異物の侵入を抑えることで、ボールベアリング本来の軽く滑らかな性能を維持しながら、パッキン等の助け無しに、錆・塩ガミ・異音を大幅に解消。防水、耐久性を飛躍的に高め、初期性能を長期間維持することを可能にした。[マグシールドボールベアリング]モノコックボディ従来スピニングリールの構造は、ボディとボディカバーでドライブギアの両端を支持し、それを数箇所のスクリューで固定する方式が一般的だった。この構造から、更なる精度と剛性の向上を目指し、ボディカバーを廃し、ボディに直接高精度のプレートをネジ込むことで固定したのがモノコックボディ。モノコックボディは、それ自体が巨大なネジの役目も担うエンジンプレートでカバーをされて、大きな負荷を受けてもズレにくく、たわみにくい構造を実現。新構造によりギアの支持精度が高まり、また剛性・気密性も向上。更には、ネジ穴を必要としない分、従来構造よりもボディ内部のスペースが広くなり、より強力な、そして巨大なサイズのドライブギアが搭載可能となった。

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