誰でもできる鮎釣り入門
DAIWA
TRY4 ポイントの見分け方
ここがキモ TRY4 つい立ち込んでしまう川岸が一級ポイント
取り込みやすく場荒れ少ない

川は基本的に流れが緩くなったトロ場と、波立っている流れの瀬との繰り返しになっている。さて、どこがポイントなのか。ビギナーにとっては難しい選択だ。まず覚えておきたいのは比較的釣りやすい「チャラ瀬」、「瀬」、「トロ場」の3つの基本ポイントだ。そしてポイントに着いたらヘチといわれる川岸から釣りはじめることをオススメしたい。ヘチはビギナーにとって最も釣りやすいところだ。川に立ち込まなくてもいいし、短い竿でも十分探れるし、取り込みに苦労しないし、何よりも場荒れしていないことが多いのがうれしい。いわば「ヘチは忘れられた鮎の宝庫」。あまりにも平凡過ぎてベテランの鮎師でもつい見逃してしまうポイントなのだ。

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ハミ跡。鮎が石についた藻類を削り取って食べた跡のことで、この大小や多い少ないで、そのポイントの鮎の大きさや数を知る目安になる
釣り場に着いたらすぐに河原に行かずに、橋から川を見てポイントを見分けよう。また偏光グラス越しに石に付いてナワバリを持つ鮎の姿も確認できる
3つの基本ポイント
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チャラ瀬
浅くてサラサラと波立つ程度のゆるい瀬
瀬
チャラ瀬より水深があり石や岩が多く流れが速い
トロ場
深みがあり波が立たず、ゆるやかに流れている
ヘチは鮎の宝庫だ!! いきなり川へ立ち込まずにじっくりとヘチから攻めて行こう。ヘチなら短い竿でも十分狙えるし、取り込みも楽だ。まさにビギナーには打ってつけの一級ポイント。ヘチはポイントとしては見逃しがち。ということはここにいる野鮎は素直で掛りやすいということだ
Kagoshima なるほど!! ワンポイントアドバイス
「つい立ち込んでしまう所がポイント」

いい所に立ってますね、川岸をよく見てくださいよ。浅いところでも水面に波立ちがあり、オトリに泳ぎの活力を与えるだけの流れはあるよね。引いても泳がせてもいいんじゃないかな。へチに一級ポイントとあり! と見てくださいね。ビギナーはすぐ流心を攻めようとするから立ち込まないようアドバイスしてほしいね。