Chrysophrys major
スズキ目タイ科
水深30〜150mの潮通しのいい海域で、砂礫と岩礁が混じったような場所に好んで生息する。最大では10kgを越えるが、通常のサイズは1〜2kgくらいである。古くから全国的に様々な釣り方が開発されていたが、基本的には生きたエビを餌にしたもので、オモリのついたテンヤバリとかカブラバリという独特のハリを使う。このハリにエビを付け、所定のタナでハリを上下にシャクルと、エビが逃げまどうように見え、タイが食いついてくるのである。テンヤによるシャクリは正確なタナを取る必要があり、初心者には比較的むずかしい。
最近のタイ釣りはオキアミのコマセを使った置き竿釣法で、これは初心者にも楽しめるし、釣果も期待できる。この釣法は船縁に竿を固定し、波の上下動でコマセが少しずつ出ていくようにしている。波の動きに対して竿がちょうどいい具合にしなり、コマセを最適な量で出していく。だから竿の調子が非常に重要な意味を持ってくるのである。
ポイント
船の釣りでは船頭がポイントまで連れていってくれるが、重要なのはタナ。正確にタイのタナを探ること。
釣り方
テンヤのシャクリ釣りではアタリがあったら瞬間的に強くアワセる。置き竿釣法ではハリスをやや長めにするのがコツ。
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